アフリカ産アリは負傷者の脚を“迷わず切る”
野生動物の世界では、狩りや餌探し、縄張り争いなどで怪我を負うことは日常茶飯事です。
傷口にはさまざまな細菌やカビなどの病原体が侵入しやすく、放っておくと全身感染に発展し、命を落とすことさえあります。
とくにアリやハチ、シロアリといった「社会性昆虫」は、多くの仲間が密集して巣で生活しているため、感染症が広がるリスクが格段に高い生き物です。
こうした危機を乗り越えるため、社会性昆虫は集団防衛戦略を持っています。
たとえば、アリの一種Megaponera analisは、傷ついた仲間の傷に抗菌物質を塗布し、生存率を大幅に高めていることが報告されています。
では、今回の主役であるアフリカ産のアリ「Camponotus maculatus」はどうでしょうか。
ヴュルツブルク大学の研究チームは、Camponotus maculatusのコロニーを実験室で飼育し、意図的に個体の脚を傷つけることで「感染あり(細菌を塗布)」と「感染なし(無菌処置)」の2グループを作成しました。
さらに、傷ついた個体を巣に戻し、仲間たちがどのような対応を見せるのかをじっくり観察しました。
このアリたちが見せた“治療法”は、なんと「傷ついた脚を切断する」というものでした。
傷のある脚を見つけると、仲間のアリは自分の大顎でその脚を根元から噛み切ります。
ここで特筆すべきは、「感染しているかどうか」や「傷が新しいか古いか」といった条件に関係なく、とにかく“念のため”切断が行われるという徹底ぶりです。
つまり、「最悪の事態」を常に想定して、感染が広がる前に脚ごと切り落としてしまうのです。
実験では、傷ついた個体が巣に戻ってから最初の2時間以内に、多くの個体で切断が行われていました。
では、この「緊急切断手術」には、どれほどの効果があるのでしょうか。






















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