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電気を送る「鋼鉄の巨像」がオーストリアに設置される。※イメージ / Credit:Generated by OpenAI’s DALL·E,ナゾロジー編集部
culture

【鋼鉄の巨像】送電塔を“動物の形”にするアイデア、オーストリアで実施(画像あり) (2/2)

2025.10.29 06:30:01 Wednesday

前ページ鋼鉄の巨像を設置する“動物型送電塔”計画とは

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送電塔が土地のシンボルとなるか、人々の反応は!?

この「動物型送電塔」プロジェクトが注目される最大の理由は、インフラと景観との間にあった“対立”をデザインで乗り越えようとしている点です。

動物型送電塔を「インフラをその土地のシンボル、誇り、観光資源にしてしまおう」というわけです。

確かにコウノトリの長い首や、シカの堂々とした角が送電線を支えるデザインは、遠くから見ても一目で分かり、写真映えも抜群です。

従来の格子構造を活かしながら、地域に愛される新たなランドマークになることが期待されています。

実際、FacebookなどのSNSでは「地域の観光資源になりそう」「美しい景観に溶け込むなら賛成」といった肯定的な声があります。

一方で、「いったい何本作るのか?」「コストや投資回収は?」といった疑問や、「未来の考古学者は混乱しそう」「ただの無駄遣いだ」などユーモア交じりの批判も寄せられています。

また夜や嵐の中でもそびえたつ「鋼鉄の巨像」は、見る人にどこか恐ろしさを感じさせるかもしれません。

ちなみに、このプロジェクトは2025年のRed Dot Design Award(電化・脱炭素コンセプト部門)を受賞し、シンガポールのRed Dot Museumでも模型が展示されるなど、国際的な注目を集めています。

世界各地で送電塔の景観対策やデザイン改良の動きは見られるものの、ここまで大胆に地域文化と結びつけたランドマーク型の送電塔は極めて珍しい事例です。

今後このプロジェクトが、地域社会にどのように受け入れられ、観光や経済にもどんな波及効果をもたらすのか、世界中のインフラ設計関係者が注目しています。

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【鋼鉄の巨像】送電塔を“動物の形”にするアイデア、オーストリアで実施(画像あり) (2/2)のコメント

ゲスト

それはいいけどサムネこえーよ

地震まん

地震が少なそうだからな

ゲスト

よしアニメキャラの鉄塔を建てようぜ!

ゲスト

設置 維持 管理にコストがかかって電気代に反映するんじゃないの

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