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大人こそ「遊ぶこと」で幸せの増大とストレス軽減が促される (2/2)

2026.02.24 07:00:57 Tuesday

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遊びは「人とのつながり」を再構築する

遊びの効果は個人の内面にとどまりません。

社会的な場面での遊び心は、感情知能の高さとも関連しています。感情を読み取り、調整する力が高く、他者とのやり取りがより共感的で前向きになる傾向があるのです。

観察研究では、遊び心のある大人は、より相互的で、協力的で、温かい交流を行うことが示されています。

結果として、社会的なつながりや帰属感(集団やコミュニティに自分が属している感覚)が強まります。

さらに興味深いのは、遊びが「年齢の壁」を越える力を持つ点です。

大人と子どもが一緒に遊ぶとき、年齢や立場の違いは薄れ、共有された楽しさが中心になります。

世代間の遊び体験は、関係性を強化し、ウェルビーイングを支え、年齢に基づく固定観念を減らす可能性があると研究は示唆しています。

遊びは、世代をつなぐ共通言語になるのです。

また、都市デザインの研究では、日常空間に遊びの要素をさりげなく組み込むことの重要性も指摘されています。

大きな段差や曲がりくねった小道、音の出る遊具などが、大人にも自然な身体活動や探索行動を促します。

しかし現状では、公共空間の多くが子ども向けに設計されており、大人の遊びはまだ例外的な存在です。

社会規範もまた、大人が遊ぶことを「恥ずかしいもの」とみなす場合があります。

遊びが当たり前でない社会では、遊びは消えてしまいます。

逆に、遊び心が自然に存在する環境では、人々はより参加しやすくなります。

大人こそ、遊べ!

遊びは長いあいだ、子どものもの、あるいは特別な余暇のものと考えられてきました。

しかし証拠は、遊び心が成人期を通じて重要であり続けることを示しています。

それはストレス対処、感情の安定、社会的つながり、さらには認知的健康にまで関わる可能性があります。

「忙しいから遊べない」のではなく、「忙しいからこそ遊ぶ」発想が必要なのかもしれません。

もし遊びを大人の生活の正当な一部として再定義できたなら。

私たちの幸福感の設計図は、少しだけ書き換わる可能性があります。

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