壊れても動き続けるロボットが誕生
普通のロボットは、一体構造で作られていることが多いため、どこか重要な部分が壊れると全体が止まってしまいます。
脚が1本壊れただけでまともに動けなくなることも珍しくありません。
ところが今回のロボットは違います。
なぜなら、その体を作っている部品の1つひとつが、もともと独立して動けるロボットだからです。
各モジュールはそれぞれに電源、制御、センサーを持っているため、一部を失っても残った部分だけで行動を続けられます。
つまりこのロボットは、1つの大きな機械というより、「小さなロボットの集まり」が協力して動いているような仕組みになっています。
実験では、脚に相当するモジュールを失っても、残った部分で前進を続けられることが確認されました。
研究チームは、ロボットが壊れた状態も含めて動きを学習させており、脚が1本なくなった場合や複数の部品を失った場合でも、その場の構造に応じて動きを変えられるようにしていました。
これは、あらかじめ決められた形でしか動けない従来型のロボットとは大きく異なる点です。
さらに、このモジュール構造には別の強みもあります。
モジュールは単体でも動けるため、修理や再設計がしやすいのです。
壊れた部品を丸ごと交換したり、別の構成に組み直したりしやすく、環境に応じてより適した形を試していくこともできます。
研究者たちは、こうした仕組みが将来、危険な屋外環境で動くロボットに役立つ可能性があると考えています。
もちろん、このロボットが生き物になったわけではありません。
しかし、一部を失っても機能を保ち、状況に応じて動き方を変えるその姿は、私たちがこれまで思い描いてきた「機械」のイメージからかなり離れています。
今回の研究が示したのは、ロボットの体の組み方と動きをAIで同時に探すと、人間が最初から思いつきにくい設計にたどり着けるということです。
しかも、そのロボットは一部を失っても動き続けられました。
ロボット開発は今、決まった形の機械を作る段階から、環境や損傷に強い仕組みそのものを探す段階へ進みつつあるのかもしれません。





























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