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Credit: YouTube / Sam Potozkin
technology

AIを搭載したリアルな「C-3PO」を自作した男性ーー実際に会話できる (2/2)

2026.05.07 21:00:30 Thursday

前ページ3Dプリントで作られた等身大のC-3POヘッド

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Raspberry Pi 5だけで動く、AIの会話システム

このロボットヘッドの中核になっているのは、Raspberry Pi 5です。

Raspberry Piは小型コンピューターの一種で、電子工作やロボット制作によく使われる装置です。

今回のシステムでは、外部サーバーやスマートフォン、別のコンピューターに頼らず、このRaspberry Pi 5だけで会話処理の流れを動かしています。

仕組みは、いくつかの段階に分かれています。

まず、マイクが人間の声を拾います。

次に、その音声をテキストへ変換し、言語モデルが内容を解析します。

さらに、C-3POらしい丁寧で少し不安げな性格を再現する処理を通し、返答文を作ります。

最後に、その文章を再び音声に変換し、ロボットらしい効果音を重ねて発話するのです。

面白いのは、音の出し方です。

一般的なロボットのようにスピーカーから声を出すのではなく、このC-3POヘッドは「エキサイター」と呼ばれる部品を使っています。

エキサイターは、物体そのものを振動させて音を出す装置です。

つまり、このロボットではプラスチック製の頭部の外殻自体が振動し、声を響かせています。

そのため、ただ音声がスピーカーから流れるのではなく、C-3POの頭部そのものが話しているような感覚に近づけられているのです。

やり取りにはわずかな遅れが生じることもありますが、コードの最適化によって動作は改善されています。

実際の映像がこちら。

ポトズキン氏は、コードや3Dデータ、作り方の説明をGitHubで無料公開しており、同じようなロボットを作りたい人が参考にできる形にしています。

現時点では、まだ二足歩行する全身ロボットではありません。

しかし、机の上で人の声を聞き、C-3POらしく返事をするこの頭部は、SFの中にあった「会話できる相棒ロボット」が、個人の工作レベルでも現実に近づいていることを示しています。

映画の中で宇宙を旅していたドロイドは、いまや家庭用の3Dプリンターと小型コンピューター、そしてローカルAIによって、私たちの机の上にも現れ始めているのです。

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AIを搭載したリアルな「C-3PO」を自作した男性ーー実際に会話できる (2/2)のコメント

ゲスト

私はR2-D2が欲しいな
人語は話さないけれど、愛嬌があって処理能力が非常に高く意外と頑丈

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