洞穴生物はチーズに弱い?ユニークな発見方法
2015年5月、Sendra氏と同じく研究チームのPavel Stoev氏らは、トルクメニスタンの東部に位置する人里離れたカプタハナ洞穴を訪れました。
いまだ発見されていない生物を見つけようと、研究者たちは8時間、洞穴の中の湿度が高い場所で落とし穴をしかけて待ちました。落とし穴にはチーズがしかけられ、罠の近くにはこうもりの糞が堆積しているという環境下です。
「栄養分が非常に限られた洞穴に住む生物を引き寄せるには、臭いの強い食べ物なら何でも効果的です。」とStoev氏は話しています。「Speleobiologists(洞穴生物の研究をする科学者)は腐った魚や肉、様々なチーズ、また究極の場面では、自分自身の便を使うこともあります。」
研究のためには体も張る研究者によって、私たちの生活は保たれているのかもしれません。
via: livescience / translated & text by nazology staff
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