波長を長さを変える特殊ナノ粒子がスゴイ

研究チームが用いた注射液は、赤外光変換器として作用する、光受容体細胞に接続されたナノ粒子で出来ています。このナノ粒子は、赤外光の長い波長を吸収し、それを波長の短い可視光として放出するよう設計されています。放出された可視光を吸収した光受容体は、脳へ信号を送ります。
研究チームによると、ナノ粒子は、波長約980ナノメートルの赤外光を吸収し、最短で波長535ナノメートルの可視光に変換するそう。その時、赤外光は緑色に見えます。
暗闇の中で物を見る力を動物に与えるこの新技術。今後、ヒトへの応用が実現化されれば、その可能性は無限大です。暗号化、安全保障、軍事など、活用の範囲は幅広いです。
「自然が課した限界を超えたい」という人間の願いが叶い、子どもの頃に読んだSFの世界が現実になる日は、すぐそこまで来ているのかも!?ワクワクしますね〜。