まだまだ、研究は入り口の段階
今回の分析報告は、ただ一つの小惑星イトカワのごく僅かな微粒子の分析結果に過ぎない。地球の水の供給源について、非常に重要な事実に一歩近づいたことは確かですが、すべての謎を解明するまでには道のりが遠いようだ。
「はやぶさ」の小惑星サンプルリターンミッションの成功に続き、2014年12月3日には小惑星探査機「はやぶさ2」が小惑星リュウグウへ向けて、2016年9月8日にはNASAの小惑星探査機「オシリス・レックス (OSIRIS-REx)」が小惑星ベンヌへ向けて調査の旅に出ている。
これらの調査研究もまた、私たちに新たな事実を持ち帰ってくれることだろう。
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