■ルービックキューブアジア大会2018年「最少手数部門」チャンピオンにルービックキューブを語ってもらった
■初心者におすすめのルービックキューブと解法を教えてもらった
■ルービックキューブはパズル好き、タイムトライアル好き、スポーツ好き、空間認知力のある人が特に向いている
カラフルな色でおなじみの立体パズル「ルービックキューブ」。
一度触るともう二度と戻れない…的な不可逆性にヤラれて挫折してしまった人も多いのではないだろうか。筆者もその一人である。
しかし早まらないで欲しい。もしかすると初心者の多くが正しい解法を知らない可能性があるのだ。
今回ナゾロジー編集部は、アジア大会2018の「最少手数部門」のチャンピオンである上野柊斗さんから、ルービックキューブの様々な技を見せていただくという幸運に恵まれた。
その華麗な技から初心者チュートリアルまで、その魅力をとことん伝えてもらったので、ルービックキューブに挫折した経験のある人も、現在進行系で楽しんでいる人もぜひ読んでみてほしい。
アジア大会2018年「最少手数部門」チャンピオンの実力とは
ルービックキューブの猛者が集まる、ルービックキューブアジア大会。上野さんはその大会の「最少手数部門」のアジアチャンピオンである。
「最少手数部門」とは、競技者全員が同じように崩されたキューブを最も少ない手順で解く部門のことだ。素人目には恐らく何がすごいのかもよくわからないと思うので、まずは一見にしかず。
実際に、編集部がこれでもかというほどグッチャグチャにしたルービックキューブを揃えてもらった。
まずは有名な天才gif動画をご覧ください。
…これはもちろん別人だが、これをふまえた上で、3×3×3のルービックキューブを解いてもらった本番に入りたい。
当たり前だが、ちゃんと揃っている。しかもこの9秒余りという秒単位の時間で、だ。これぞ本物の貫禄。
筆者はもうルービックとか関係なく、こんなになめらかな手さばきを初めて見た。それほどまでに、ルービックキューブの猛者は素早かった。
上野さんがルービックキューブにハマったのは小学生の時だ。中学生にあがった時には、すでに解法書をもとにスピードキューブに挑戦し始め、大会に出始めたという。
そして筑波大在学時代は「ルービックキューブ同好会」の代表責任者を努めたこともある。様々な大会に出場し多くの賞をさらっている、知る人ぞ知る存在なのである。