異なる数学の世界をつなげ、360年来の難問を解き明かした数学者たち

無責任なフェルマーの証明宣言から360年。この難問は大勢の数学者たちの努力と挫折の末、1995年にアンドリュー・ワイルズによって「谷山-志村予想」を証明するという形で最終的解決を迎えた。
そこには数学の歴史を彩る様々な深いドラマがあった。
今、そんな数学の偉大な歴史に名を刻んだ一人の日本の数学者の人生が幕を下ろしたのだ。
50年以上前、自殺してしまった同僚谷山豊氏の偉大な閃きを定式化し、「フェルマーの最終定理」という数学の難問解決に寄与した志村五郎。
彼は天国で、谷山氏に良い報告をすることができただろう。
「フェルマーの最終定理」を巡る数学者たちのドラマに興味を持った人は、ぜひこの機会に『サイモン・シン著 フェルマーの最終定理 (新潮文庫)』を読んでみてはいかがだろうか。
今回の話についてもっと詳しく聞きたいという人は、下の記事でより詳細な解説をしているので、ぜひ参照してほしい。