幼年期からの姿勢の悪さが原因
現代はスマホやゲーム、パソコン、iPadなど、子ども時代から電子機器に慣れ親しむような社会となっている。こうした電子機器の使用は学習効果などで活用できる反面、身体に対するネガティブな影響も伴っているのだ。
セイヤーズ氏は「1日の大半をスマホやゲームに費やすことで、首が下向きにうつむく時間が必然的に増加します。すると頭部の重みを支える比重が背骨から首や後頭部へと移動してしまうのです」と説明する。
要するに、前傾姿勢による後頭部の骨への負担が早い段階から蓄積することで、ツノのような突起が成長してしまうのだ。
一方で、電子機器による姿勢の悪さ以外にも可能性は考えられるという。
それが近年、子供たちの間で増加し続けている運動不足の問題だ。ハーバード・メディカルスクールは、運動不足による背筋や腰回りの筋肉の衰えが後頭部への負荷を増加させ、姿勢を悪くしていると主張する。
このまま子どもたちが成長すれば、未来の社会は下の画像のようになってしまうかも…?
健康だけでなく見た目的にもオシャレではないので、こんな世界だけは避けたいところ。というより単純に、通勤電車の中とかめちゃくちゃ危険。
本研究については、「スマホ仕様との直接的関連を見出すにはデータ不足だ」とする説も出てきた。
ナゾロジーには「自分の後頭部にもある」という声も多く寄せられたが、「スマホのせいで退化した」と結論付けるのはまだ早いようだ。