結局対策はあるのか?
はっきり言うと、血液型や皮膚の細菌叢を変更することは不可能だ。
皮膚細菌は消毒や洗浄で落とすことが可能だが、皮膚の常在菌へダメージを与えるような対策を安易に多用するのは危険が伴うだろう。
こうなってくると、もう蚊に刺されやすい人は諦めるしかなさそうにも思える。
しかし、こうした研究を報告する多くの研究者たちが推奨している対策方法が存在する。
それが服の色だ。これはかなり古くから知られている研究報告である。
蚊はかなり視力が良いことが知られており、黒い色を好む傾向がある。
そのため明るい色の服を選ぶことは良い対策になるはずだ。
「おいおい、ここまでの数々の研究報告はなんだったんだ」と思わなくはないが、やはり一番実行しやすい対策がもっとも効果的ということだろう。
結論としては、O型で息が荒く、体温が高くて汗かき、かつ蚊が好む皮膚細菌コロニーを持ち、黒い色の服を好む人は蚊に刺されやすい可能性があるということだ。
心当たりのある人たちは注意しておこう。