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人類学者に広まる伝説の「うんちナイフ」の切れ味、ついに実験する猛者が登場 (2/3)

2019.09.18 Wednesday

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イヌイットの便に近づけるため食事を変更

実験を開始するに当たって2人は、ナイフの原料となる適切なうんちが必要であることを話し合いました。イヌイット伝説で使われたとされる便の状態に、できる限り近づける必要があったのです。

そこでエレン氏は約8日間にわたって、タンパク質と脂肪酸の豊富なオリジナルのイヌイット食を実践しました。イヌイットは、寒い地域に住んでいるため、体温を高める燃料としてアザラシなどの油を多く摂取します。

エレン氏の主なメニューは、牛肉や七面鳥、サーモン、バター、チーズなど、油分とタンパク質の多いものとなりました。

イヌイット族/Credit:pixabay

開始4日目に、適切と思われる便が用意できたので、研究チームはそれをマイナス50度でフリーズさせ、金属やすりを用いて鋭いナイフ型に仕上げました。実証テストまでは、ドライアイスで冷凍保存されています。

ナイフはかなりの硬度と鋭さに達し、エレン氏も「これならイケる」と自信があったとか。果たして結果はどうなったのでしょうか。

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