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車椅子をワイヤレス操作できる超薄型ウェアラブル電極が開発される (2/2)

2019.09.23 Monday

前ページディープラーニングモデルが画像と同じようにEEG信号を分類

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利便性と快適性だけでなく、データ速度も向上

こうして、布製のヘッドバンドを使って頭部に装着する3つの弾性電極と、首の後ろに装着する超薄型ワイヤレス電子装置、耳の下に装着する皮膚のような見た目の電極から成るシステムが完成しました。

乾燥して柔らかい電極が直接皮膚に張り付くため、接着剤やジェルは必要ありません。従来のシステムと比べ、使用時の不快感や不便さが軽減しただけでなく、ノイズや妨害が入りにくいため、データ伝達速度も向上しました。

今後、研究チームは、ヘッドバンドが無くても毛髪の生えた頭皮に接着可能な電極の開発と、電子装置のさらなる小型化に焦点を絞り、さらに調査を進めたいと考えています。また、EEGシステムは、運動障害を持つ人々の運動誘発電位や運動イメージの再形成にも活かせる可能性があります。

Credit: depositphotos

キャップを被り、接着剤などで濡らした電極を装着しなければならなかったこれまでの不便さとは比べ物にならないほどの利便性と快適性を叶えてくれる新技術。運動障害を持つ人々の生活をガラリと変えるものになりそうです。

「なぜ今まで無かったの?」視覚障害者が開発に携わった「スマート杖」が革命的

reference: techxplore / written by まりえってぃ

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