変光星としてのベテルギウス
見た目的にもいよいよ爆発の危険があるのかも…と思ってしまいそうですが、ベテルギウスも以前ご説明した「変光星」という、明るさが変化する星の1つ。
星は寿命が終わりに近づくと、明るくなったり暗くなったりを繰り返すものの、星が変光する理由は複数あるので、今回の減光の理由は終わりがくる直前だからとは言い切れません。
もともとベテルギウスは半規則的な変光星に分類され、いくつか変光のサイクルを持っています。複数のサイクルの最小値が一致すると、いまのように暗くなってもおかしくないとのこと。
また、ガスや塵が星を暗くしてしまっているのではと考える天文学者もいます。
10万年以内には爆発を起こすのではと言われていますが、天文学的には近日でも、私たちの感覚においては、まだまだ先の話のようです。
さて、ベテルギウスの話のように、星の終わりといったら爆発するというイメージかもしれませんが、必ずしもそういうわけではないんです。
そもそも、星の仕組みとは? そして、星の寿命ってどのように決まるのでしょうか。