何年たっても、タグつきの個体は同じ場所にいた

タグつきの個体を回収した結果、意外な事実がわかりました。
ほとんどのタグ付き個体のほとんどは、以前に捕獲された場所と数メートルも違わない場所で発見されたのです。
さらに時間を経過させ、繰り返し確かめましたが、多くのホライモリたちは前回と同じ場所にいました。
なかには、8年間の繰り返しの調査にもかかわらず、常に同じ場所に留まり続けた個体もいました。
また長年の複数回に及ぶ調査でも、タグ付けされたホライモリが洞窟の規定の範囲から外へ出る事例は観察されず、ホライモリたちは洞窟の外に出て、他の洞窟へいくといった分散行為もみられませんでした。