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あのコペルニクスも見たことがなかった!? 水星の面白ポイントをふまえて観測に挑戦しよう (4/8)

2020.02.13 Thursday

前ページ実は地球の1番近くにある惑星

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水星の生活は1日が2年で、四季はない

以前の金星の記事で、「金星の1日は1年より長い」という話をしましたね。まだ今日が終わってないのに、1つ年を取ってしまった…な金星の生活ですが、水星もなかなかのもの。

水星の公転周期は約88日、自転周期は約59日で、太陽の周囲を2回公転する間に3回自転します。

水星で生活するとして、1日を「太陽日」で考えましょう。太陽が1番高い位置に達して、次に高い位置に達するまでを1日とすると、水星での1日は、約176日になります。

太陽のまわりを1回転する公転周期(1年)は88日なので、水星の1日=水星の2年という計算ですね。

しかも、88日間は昼間で太陽が照りっぱなし、次の88日間は夜で日が差さない日が続く(昼間88日+夜88日でまる1日=176日)のを繰り返します。

このことと、重力が小さいので大気がわずかしかないことが、水星の昼間の温度は最高で約430度、逆に夜はマイナス160度という、昼夜で大きな温度差を生み出しています。

なお、昼間は非常に暑くなるにもかかわらず、地軸の傾きが0度なので四季はありません。極に近いあるクレーターには1年中太陽光があたらないので、氷の存在が確認されています。

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