- 9か月後にベビーブームが到来する可能性が示唆される
- 感染拡大の影響下で、性産業の販売売上が急増しており、パートナーとの性交渉が増えているかもしれない
外出自粛やロックダウン(都市封鎖)が拡大する今、人との出会いの場は確実に減っています。
それにもかかわらず、性産業の販売売上は増加傾向にあるというのです。
専門家たちは、「9か月後にベビーブームが訪れるかもしれない」と推測し始めています。
性産業の売上は増加している⁈
スウェーデンの高級性玩具ブランド「LELO」は、昨年の同時期に比べて売上が40%増加したと報告しています。販売部門のアン・サマーズ氏いわく、「昨年の同時期に比べて、性玩具の売上は27%増加、コンドームの売上もわずか1週間で2倍に跳ね上がった」。
また、ノッティンガムに拠点を置くオンライン薬局の「UK Meds」は、バイアグラの急激な売上上昇とピルの注文が23%増加したことを報告しました。
キンゼイ研究所のヘレン・フィッシャー氏は、「自宅待機の時間が増えたことで、カップルや夫婦における性交渉の回数が増えたことは明らか」と指摘します。
性行為は、体内のホルモン変化を引き起こし、喜びや幸福感をもたらすドーパミンを放出させます。テストステロンのレベルも男女ともに上昇することで、性欲動をさらに高まり、性交渉も多くなるでしょう。
フィッシャー氏は、「現在の暗鬱とした状況で、精神衛生を健康に保つためには良い傾向かもしれない」と話します。
また、感染拡大後のカップルや夫婦同士の会話調査では、イギリスで日常会話の時間が12%増えており、感染拡大がイギリスよりも進んでいるイタリアでは、1か月間で会話時間が29%も増えていました。