花の上で数万年を過ごすうちに花ソックリに
自然の花の多くは昆虫による受粉を利用しているため、花の周りには常にエサとなる昆虫がいます。
ハナカマキリも初めは他のカマキリと同じような地味な見た目をしていたようですが、花の周りで狩りをしているうちに、花にそっくりな外見を手にいれたといわれています。
進化するまで花の上で粘るなんて、華麗な外見に似合わず、なかなかの忍耐力です。
またハナカマキリは、赤ちゃん時代にミツバチと同じフェロモンを分泌します。そのためハナカマキリの周りによりにはミツバチが集まりやすくなり、狩りもしやすくなるというわけです。
見た目の擬態に加えて、化学的な擬態もできるまで進化するなんて凄いですね。