コーヒーは午前10時~12時に飲むべき
コーヒーには、代謝・身体能力の向上、2型糖尿病の発症リスク低下、うつ病症状への抵抗、抗酸化物質の供給源提供などのメリットがあります。
しかし、「Metabolism」に掲載された研究によると、コーヒーを飲む時間によっては、これらのメリットが小さくなるようです。
これにはストレスホルモン「コルチゾール」の分泌阻害が関係しています。
コルチゾールの分泌は1日に3回ピークを迎え、体の1日の活動リズムを整えてくれます。
過剰なストレスによってコルチゾール分泌が慢性的に高くなると、この活動リズムが崩れて、うつ病、不眠症、生活習慣病へと繋がってしまうのです。
また、コルチゾールレベルが自然に高くなる時に、カフェインを摂取するなら、コルチゾールの生成が妨害される可能性があります。
これにより、コルチゾールのリズムが崩れ、代謝異常、疲労、生活の質の低下に繋がります。
ですから、コーヒーを飲むなら、「コルチゾールレベルが自然に高くなる時間帯を避ける」と良いでしょう。
コルチゾールレベルが最も高くなるのは、早朝です。
よって、「Time Magazine」が勧めているように、コーヒーを飲むのに最適なタイミングは、午前10時~12時の間、そして午後2時~夕方5時の間となります。
カフェインの効果を最大限生かしたいなら、時間帯を考慮し、飲み過ぎないようにするべきです。
「早朝のコーヒー」ではなく、「遅めのモーニングコーヒー」もしくは「10時のブレイクタイムコーヒー」を選ぶようにしましょう。