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星のソムリエ®が選ぶ、今月の星の見どころベスト3【2020年6月】 (2/4)

2020.05.31 Sunday

前ページBest3.11日(木):パンスターズ彗星が「ひしゃく」の中に入る

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Best2.4日(木):水星が夕方、今年もっとも高く昇る

肉眼で見えるけれど高度が低く、すぐ沈んでしまって見たことがない人が多い水星。

でも、今年の2月5月はチャンスだったので、それぞれ「今月の星の見どころ」でもご紹介しましたが、見られなかった人は今月見てみるのはいかがでしょうか。

水星が太陽からもっとも離れ、地球から高度が高く、夕方に見えるのが「東方最大離角」のとき。年に何回もありますが、6月4日は2020年の中で一番高度が高くなります

ただ、今回は金星が見えず、以前のような目印にはできません。金星は同日6月4日に内合を迎え、夕方の観測シーズンがとうとう終了です。

金星は惑星なので、太陽の光を反射して輝くことで見えるのですが、内合は太陽、金星、地球と並んだ状態。金星が太陽の光を受けている部分が地球から見て後ろ側になるため、地球から見えなくなります。

金星を目印にできないことは、水星を見つける難易度アップになります。

しかし、6月13日までの長期間、高度10度以上が続くのでチャンスがたくさんあります。晴れの日が続けば、日々の動きを追うのも楽しそうですよ。

それに、2月と3月に水星を観測してきた方なら、もう金星を頼らなくても見つけられるはずなので、チャレンジしてみましょう。

画像
Credit: 国立天文台

2位にした理由

Good!:休日を含むので観察がしやすく、期間も長いので観測チャンスが多い。それに高度が高いので建物がある場所でも挑戦しやすい。

Bad!:これまで金星を目印すると肉眼でも位置をつかみやすいが、今回はなし。双眼鏡がある方が望ましい。

次ページBest1.21日(日)全国で部分日食が見られる

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