多き巨大クラゲ
エチゼンクラゲは、大きいものだと傘の直径が2m、重量は150kgにもなる世界一巨大なクラゲです。
日本近海で定期的に大量発生しますが、その原因はよくわかっていません。
複雑な触手には毒があり、これは毎年中国、韓国、日本などの海水浴客が何万人も刺されています。
刺されると、すぐに激しい痛みが起き、その後、赤みや腫れなどの症状が続きます。
網にかかったエチゼンクラゲをどかすために、漁師もよく触手に触れてしまい痒みが起きるなどの被害が報告されています。
毒性は弱いとされていますが、実際エチゼンクラゲの毒は非常に複雑な成分をしていて詳しいことがよくわかっていません。
中には重症化する人や、ショック死を起こしてしまう人も存在しています。
そのため、エチゼンクラゲの毒のどの成分がそれほど危険なのかという研究も、進められているのです。