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Credit: facebook,2020
history archeology

高速道路を建設中に115体の「子どもの人骨」が出土! 口の中にはナゾのコインが詰められていた(ポーランド)

2020.06.29 Monday

今月23日、ポーランド南東部・ポトカルパチェ県の町イェジョヴェで、高速道路の敷設作業中に115体の人骨が発見されました。

人骨の7〜8割は子どもで、奇妙なことに、その大半が口内にコインを含んだ状態で見つかっています。

長年の間、同地では「子どもたちを葬った墓地がどこかに埋まっている」と信じられており、その噂を証明したことになります。

埋葬された年代は17世紀

人骨の大半は、頭が西向きになるよう横たえられ、間隔を空けて個別に埋葬されていました。他方で、密に並べられた4体の子どもの遺骨もあり、何らかの血縁関係があることを示唆します。

どの遺骨にも共通して見られたのは、口にコインが入っていたことでした。

採取したコインを調べてみると、その多くが、かつてのポーランド国王・ジグムント3世の治世(1587〜1632)に鋳造されたものと判明しています。また、もう少し後年のヤン2世の治世(1648〜1668年)のコインもありました。

このことから、人骨の埋葬年代は主に17世紀であることが伺えます。

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両ポーランド王時代のコイン/Credit: Wikimedia Commons

また、歴史文書によると、1604年に同地を訪問した司教団が「イェジョヴェには、大きな教会や庭園、牧師館、学校、墓地が建てられていた」と書き残していることから、この共同墓地の起源は16世紀後半に遡ると考えられます。

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