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Credit: Stanford University
history archeology

海を渡った南米の先住民と「ポリネシア人」が1200年頃に接触していた!遺伝子解析から判明

2020.07.10 Friday

オーストラリア東に浮かぶ「ポリネシア」は、北のハワイ諸島・西のアオテアロア・東のイースター島を結んだ三角形の内側にある諸島の総称です。

ポリネシアの歴史文化の多くはいまだ謎に包まれており、研究者たちを魅了してやみません。

そして今回、米・スタンフォード大学の遺伝子研究により、新たな事実が判明しました。

なんとポリネシア人は、17世紀にヨーロッパ人が入植してくる数百年も前に、南米コロンビアの先住民と接触していたのです。

この結果は、以前から指摘されていた、南米とポリネシアの文化に類似点が多いことの証明になります。

1200年頃に出会っていた?

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ポリネシア(紫)ミクロネシア(赤)メラネシア(青)/Credit: ja.wikipedia

研究では、800人以上のポリネシア人と南米の先住民からDNAを採取し、解析・比較しました。

その結果、両グループは、今から800年以上前の1200年頃に接触していた証拠が見つかっています。

特に、コロンビアの先住民とポリネシア東部のマルキーズ諸島の住民との間に強い接触が示唆されました。

これまでは、南米に最も近いイースター島が最初の接触点と予想されていましたが、遺伝子的にはマルキーズの方が近いようです。

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