どうやって接触した?
接触の方法については、南米の先住民が筏か舟をつくって海を横断した説が有力です。
これについては、ノルウェーの探検家トール・ヘイエルダール(1914〜2002)が可能であることを証明しています。
ヘイエルダールとそのチームは、1947年に、南米原産の木材を使ってインカ帝国時代の船を模した「コンティキ号」を建造し、ペルーからイースター島への横断に挑戦しました。
出港から101日目、およそ7000キロの航海を経て、(イースター島ではないものの)ポリネシアに属するトゥアモトゥ諸島への漂着に成功したのです。
おそらくコロンビアの先住民も同様の方法で海に出たものと思われます。
ヨーロッパ人の入植が始まるまでは、南米人とポリネシア人は親しく付き合っていたのかもしれません。
研究の詳細は、7月8日付けで「Nature」に掲載されました。
Native American gene flow into Polynesia predating Easter Island settlement
https://www.nature.com/articles/s41586-020-2487-2
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