謎が多いデボン紀後期の大量絶滅
デボン紀は魚類が非常に繁栄した時代です。地上には両生類のご先祖、最初の四肢動物といわれるイクチオステガなども登場していました。
しかし、多くの生物種が繁栄していたにもかかわらず、約3億5900万年前デボン紀後期に全生物種の約82%以上が絶滅してしまったのです。
デボン紀の大量絶滅には謎が多く、非常に長い期間で起こっていたと考えられています。隕石の落下などの痕跡も見つかっていますが、この長い絶滅期の間隔を考えると、隕石を原因に考えるのは妥当ではありません。
寒冷化を原因とする説もありますが、それを示す証拠も見つかっていません。
この地球上に起きた不可解な絶滅について、新たな研究は、地球上ではなく、彼方の宇宙に原因があった可能性を示唆しています。