ストーンヘンジの巨石は、音の「残響効果」が生じるよう配置されていた
ストーンヘンジの巨石は、音の「残響効果」が生じるよう配置されていた / Credit: canva
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ストーンヘンジの巨石は音の「残響効果」が生じるよう配置されていた!儀式の雰囲気をより神秘的に… (3/3)

2020.09.02 Wednesday

前ページサークル内は「ジャズ」にぴったり?

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残響がスピリチュアルな雰囲気を高めた?

その一方で、ストーンヘンジの巨石配置が、サークル外部の音の質を高めたり、内部の音を外に伝えたりする効果はありませんでした。

反対に、サークルは外側から反射してくる音をブロックして、内側だけの残響効果を高めていたのです。

そのため、ストーンヘンジが、遺跡周囲の田園地帯などに音を拡散するスピーカーのような働きはしなかったと思われます。

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Credit: jp.depositphotos

残響効果は、儀式などの神秘的な雰囲気を高めるのには最適です。大聖堂の残響時間が極端に長いのもそのためでしょう。

それを知ってか知らずか、当時の人々は、巧みな音響空間を持つように巨石を配置していたのです。

もしこれが意図的なものなら、ストーンヘンジの作り手たちは、現代人も驚きの知恵を持っていたと思われます。

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