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VLBAが撮影した活動銀河「TXS0128」(左)。STAR WARS Ep4でダースベイダーが搭乗したTIEアドバンストx1(右)。/Credit:NARO,WOOKIEEPEDIA
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活動銀河の形状がスター・ウォーズのTIEファイターにそっくりと話題に

2020.09.06 Sunday

雲の形を眺めて、あの形はイルカに見えるとか連想することがありますが、はるか彼方の宇宙に目を向けたとき天文学者も同じような連想を楽しむようです。

米国パデュー大学の天文学教授であるMatthew Lister氏が遠くの活動銀河「を見て思ったのは、「スター・ウォーズ エピソード4でダースベイダーが乗ってた戦闘機に似てる」でした。

8月25日に『The Astrophysical Journal』で掲載された論文によると、この活動銀河「TXS 0128+554」は、地球から約5億光年の距離にあり、取り巻くガスがさまざまな周波数の電磁波を放って独特の形状を作り出しているとのこと。

Lister教授がダースベイダーの戦闘機を連想した銀河は、なぜこんな形をしているのでしょう?

NASA https://www.nasa.gov/feature/goddard/2020/nasa-missions-explore-a-tie-fighter-active-galaxy

詳細な形まで観測された活動銀河「TXS 0128+554」

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15.4GHz帯の電波でVLBAにより観測された「TXS0128」。信号強度は黄色が高く、紫が低い。/Credit:NRAO

TXS 0128+554」はカシオペア座の方角に5億光年の離れた位置に見つかった活動銀河です。

活動銀河とは活発な星生成を行っているエネルギッシュな銀河のことで、その中心には太陽の10億倍近い超巨大ブラックホールが存在しています。

巨大ブラックホールの周囲では、重力の作用で塵とガスが降着円盤を作り、激しく摩擦を起こして電波波長、X線波長、ガンマ線波長など多様な周波数の光を放っています。

観測画ではTIEファイターのコックピットにあたる部分がもっとも信号強度が強く検出されていますが、それはこの部分が活動銀河核なためです。

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