画像
Credit:J. Wang; S. Bose/CfA.
space

もし「ダークマター」が見えたとしたら?最新のシミュレーションが未発見の暗黒物質を見つける鍵になるかも? (4/4)

2020.09.11 Friday

前ページ暗黒物質ハローの構造

<

1

2

3

4

>

暗黒物質発見の手がかりになるか?

画像
credit: depositphotos

重力の影響がある場合、重力レンズという光の曲がりでその存在を確認することができます。

しかし小規模な暗黒物質ハローは、小さすぎるために光へ及ぼす重力の影響を検出することはできません。

WIMPの予想では暗黒物質は、ぶつかると反物質のように対消滅を起こしてガンマ線を放出すると考えられています。

ガンマ線観測では、銀河中心部から予想より過剰なガンマ線が放出されていることが示されています。

この過剰なガンマ線の発生源は、より小規模な暗黒物質ハローである可能性があるのです。

ハローの大きさはガンマ線のエネルギースペクトルに影響するため、今回のモデルを使えば、天の川銀河や、その他の銀河に見られる過剰なガンマ線量を具体的に予測することができます。

このシミュレーションは、まだ未発見の暗黒物質を直接検出するための、重要なツールの1つになるかもしれません。

<

1

2

3

4

>

コメントを書く

※コメントは管理者の確認後に表示されます。

人気記事ランキング

  • TODAY
  • WEEK
  • MONTH

Amazonお買い得品ランキング

宇宙のニュースspace news

もっと見る

役立つ科学情報

注目の科学ニュースpick up !!