新たに発見された古代のペンギン「エウディプテス・アタトゥ」
先月、ニュージーランド北島で、300万年前の保存状態が良い鳥類の化石が発見されました。
この化石は、これまで発見されていない未知のマカロニペンギン(目の上に黄色い飾り羽のあるペンギン)の古代の種でした。
新たに名付けられた学名は「Eudyptes atatu(エウディプテス・アタトゥ)」です。
Eudyptes(エウディプテス)は、目の上に黄色の飾り羽があるペンギンを指していて、この種のペンギンの学名にはみんなこの単語が付けられています。
atatu(アタトゥ)という言葉は、「夜明け」を意味するマオリ語(ニュージーランドの先住民の言語)が由来です。
ニュージーランドは地球上でもっとも多くのペンギンがいる国で、約13種の生息が確認されています。
化石は沿岸部の岩から地元の収集家たちによって発見され、ニュージーランド国立博物館「テ・パパ・トンガレワ」に報告されました。そしてこの化石の分析が始まったのです。