9月22日撮影された「宇宙へ帰っていく珍しい流星」
9月22日に観測された流星は、小さな岩石だったと考えられ、北ドイツとオランダの上空で観測されました。
この流星は秒速34.1kmという速度で大気圏に入り、弾かれるようにして地球へ落下することなく宇宙へと戻っていきました。このとき最大で高度91kmまで地球に接近していたと推定されています。
これは軌道上の衛星などよりもさらに低い高度です。
科学者はこの流星がやってきた軌道を推定し、木星近くまで追跡しましたが、母天体がなんであったのかまで確認することはできませんでした。
実際流星の起源を追うことができるのは、数万に及ぶ流星のうちのほんの40個程度です。
この流星がどのくらいのサイズだったかについても、まだ計算されていませんが、おそらくかなり小さかっただろうと推定されています。