第4の唾液腺の役割は唾液の蛇口
次に研究者たちは、より直接的な手法…つまり解剖と3Dスキャンで、第4の唾液腺の正体を探ることにしました。
すると、この第4の唾液腺は上の図のように、鼻腔と喉の接合部分に存在しており、唾液を供給する大きな管に繋がっていることが確認されました。
第4の唾液腺は別の場所で生産された唾液を鼻腔と喉の接合部分に供給することで、口や喉を潤し、嚥下を助ける「唾液の蛇口」の働きをしていると考えられます。
また解剖を行った研究者は、この第4の唾液腺が非常に探しにくい場所にあり、肉眼はおろか、既存の映像スキャンでも発見が不可能だったと述べています。