ダイヤモンドはどうやって作られる?
地球上に存在する天然ダイヤ、いわゆる本物のダイヤは、およそ10〜30億年前の間に、その大部分が作られました。
ダイヤモンドは純粋な炭素からなり、極度の圧力と熱に長時間さらされることで形成されます。
その後、地下深くに眠ったダイヤは火山の噴火や地形運動により、人が採取できるような位置まで浮上してきました。
世界最初の天然ダイヤが見つかったのは約2500年前のインドで、それ以来、世界各地で天然ダイヤが発見されています。
他方で、高価なダイヤモンドの需要は高く、人工的に作られた合成ダイヤモンドが世に出回るようになりました。
合成ダイヤにもいくつか種類があります。
最も有名な「キュービックジルコニア」は、ジルコニアという酸化物に他の化合物を加えて、人工的に結晶化させたものです。装飾用に開発されたもので、屈折率が天然ダイヤに近いことから、「模造ダイヤ」と呼ばれます。
こうした模造ダイヤと天然ダイヤは、パッと見では見分けがつきません。
それでは、どのようにして本物と偽物を識別すれば良いのでしょうか。