双子がうまく分離できなかった
FWCの専門家も「双頭のヘビが見つかるのは非常に珍しく、実際に見たのは初めて」といいます。
調査によると、このヘビは同州に広く生息する「サウザンブラックレーサー」という種で、無毒ですが、鋭い歯で咬まれると「針で刺されたように痛む」そうです。
ヘビが双頭になった理由については「胚の発生時に一卵性の双子がうまく分かれず、1つの胴体に2つの頭ができてしまったのでしょう」と説明します。
また「それぞれの頭に脳があり、別々に判断を下すため、エサの捕食や天敵から逃げることが難しく、野生下では生き残りにくい」と指摘します。
この個体は生後1〜2ヶ月ほどで、現在は同研究所に保護されています。
エサも少しずつ食べ始めているそうで、健康が安定し次第、専門の博物館に預ける予定です。