実はカタツムリの進化版がナメクジ
梅雨時期になると、庭先や建物の壁によく見られるナメクジやカタツムリ。
小さいのに食欲旺盛で、1日に自重の何倍もの食料を食べることから、農家やガーデニングをする人にとっては悩みのタネでもあります。
一見、カタツムリの方が殻を背負って立派に見えることから、ナメクジの進化した姿と思われがちですが、実はその逆が真です。
カタツムリは、軟体動物門・腹足鋼(ふくそくこう)に属す「陸生の巻き貝」に分類されます。
カタツムリの殻は、ヤドカリのように引っ越し可能ではなく、からだと一体化していて、壊れると死んでしまいます。
殻はからだの保護には便利ですが、動きにくくなったりと不便な面も多々あります。
そこで殻をなくす方向に進化したグループが「ナメクジ」となったのです。