カタツムリ
カタツムリ / Credit: jp.depositphotos
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カタツムリが進化すると「ナメクジ」になる? 塩をかけると死んでしまう理由も解説

2020.11.30 Monday

ナメクジに塩をかけると、からだが縮んで死んでしまうことは有名です。

しかしこの効果、カタツムリにも有効なのはご存知でしょうか。

両者は殻があるかないかだけの違いに見えますが、実際はどんな違いがあるのでしょう。

そして、ナメクジとカタツムリに塩が効くのはなぜなのでしょうか。

scienceabc https://www.scienceabc.com/nature/animals/why-is-salt-deadly-to-snails.html

実はカタツムリの進化版がナメクジ

梅雨時期になると、庭先や建物の壁によく見られるナメクジやカタツムリ。

小さいのに食欲旺盛で、1日に自重の何倍もの食料を食べることから、農家やガーデニングをする人にとっては悩みのタネでもあります。

ナメクジ
ナメクジ / Credit: pixabay

一見、カタツムリの方が殻を背負って立派に見えることから、ナメクジの進化した姿と思われがちですが、実はその逆が真です。

カタツムリは、軟体動物門・腹足鋼(ふくそくこう)に属す「陸生の巻き」に分類されます。

カタツムリの殻は、ヤドカリのように引っ越し可能ではなく、からだと一体化していて、壊れると死んでしまいます。

殻はからだの保護には便利ですが、動きにくくなったりと不便な面も多々あります。

そこで殻をなくす方向に進化したグループが「ナメクジ」となったのです。

次ページ塩をかけて起こる「浸透圧」とは?

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