わずか数塩基の差が好みの違いをうみだしている

紅茶好きの遺伝子を調べるために、研究者たちは日本人1万2000人の遺伝情報を紅茶の好みに基づき分類しました。
結果、12番染色体に存在する「12q24」と呼称される領域から、紅茶の消費量と深くかかわる遺伝的な違いを複数(11個)発見しました。
特に、「rs2074356」と標識された場所に存在した違いは、僅か2塩基に過ぎないものの、紅茶の消費量に年間にして15杯ぶんの差をうみだしていることが明らかになりました。
「12q24」は日本人を含む東アジア人特有の遺伝領域であり、日本人のお酒の強さやコーヒーに対する好みと密接に関係していることが知られています。