地球サイズの自由浮遊惑星の最初の発見
惑星形成理論に従えば、銀河には輝く恒星の数を上回る数千億もの自由浮遊惑星があり、その大部分は地球質量以下のものだと予想されています。
しかし、実際この予想に従った地球質量以下の自由浮遊惑星は、今回が初めての発見です。
「アインシュタインの理論によって、銀河系に浮かぶ小さな岩石の欠片を発見できたのは本当に驚きです」とモルズ氏は述べています。
この自由浮遊惑星がどこからやってきたのか? もともとはどの星系に属し、そこからどれだけ離れてきたのかは、現在の技術ではわかりませんが、これは長年議論されてきた惑星形成の理論を証明する最初の証拠となるものかもしれません。
NASAのナンシー・グレース・ローマン宇宙望遠鏡(2020年代半ばに打ち上げ予定)が稼働すれば、今回のようなささやかなマイクロレンズをはるかに効率的に探すことができると言います。
まだほとんど見つかっていない孤独な惑星の秘密は、今後いろいろと明らかになっていくのかもしれません。
それにしても、何にも属さず宇宙を漂う惑星とは、なんだかロマンを感じます。そんな自由な生き方もありかもしれないと、ふと思ってしまいますね。