ミミズの入水自殺も雨の後に発生する
そこで研究者たちは、雨からの日数及び降雨量と、胃に含まれていたミミズの量を、年間を通して調べました。
結果、上の左の図が示すように、ウナギのミミズ捕食は春・夏・秋の3シーズンを通して見られ、いずれの場合も降雨直後に最も多くなっていることが判明。
この結果は、雨に起因する「ミミズの自殺」が河川でも発生しており、ウナギのエサ供給源になっていることを示します。
また右の図では降雨の有無ではなく、降雨の絶対量との関係が示されており、夏の降雨量の増加が、ミミズの摂取量を著しく増加させることを示しています。
どうやらミミズの入水自殺は年間を通して起こるものの、夏だけは降水量との関連性があることが判明しました。