患部に針を挿入し電波を照射して加熱する
患部に針を挿入し電波を照射して加熱する / Credit:RSNA
medical

「電波」で関節痛を取り去る方法が発表される!

2020.11.24 Tuesday

関節の痛みは電波で治療するようになるかもしれません。

11月16日に『北米放射線学会(RSNA)』の年次総会にて発表された内容によれば、患部に挿入された針に電波を放射することで、痛みを取り除くことに成功したとのこと。

なにやらおそろし気な治療法ですが、なぜ電波で痛みがなくなるのでしょうか?

>参照元はこちら(英文)

sciencealert https://www.sciencealert.com/experimental-therapy-for-arthritis-stuns-nerves-and-slows-pain-to-the-brain

現状、関節痛の根治は人工関節しかない

人工関節への置換はリスクもある
人工関節への置換はリスクもある / Credit:depositphotos

現在、重度の関節痛を根治するには、人工関節に置き換えるしか対処法がありません。

そのため現在、多くの人々は強力な鎮痛剤(神経ブロックなどの麻酔)で痛みを抑える方法を選んでいます。

しかし鎮痛剤の効き目は時間と共に低下するため、激痛との再会を後伸ばしにする手段でしかありません。

医療技術が進歩しても、関節痛は克服しがたい難病なのです。

ですが今回、北米放射線学会で発表された新しい治療法によって、体の自由を保ったまま、関節の痛みを消し去ることに成功しました。

いったいどんな方法が使われたのでしょうか?

次ページ痛みの発信源を焼き殺す

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