火星の外観。
火星の外観。 / Credit:NASA/JPL/Malin Space Science Systems
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火星の塩水から酸素と水素を生み出す新技術が登場! (4/4)

2020.12.02 Wednesday

前ページ塩水を電気分解して酸素と水素を作る

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地球でも役立つシステム

海洋がそのままエネルギー資源になるかもしれない。
海洋がそのままエネルギー資源になるかもしれない。 / Credit:canva

当然この装置は地球上でも役立てることができます。

一般的な、水電解装置は高純度の脱イオン水を使用しているため、コストが高くなっています。

しかし、チームの実証した技術は塩分濃度の高い水にも対応できるため、海水からも水素を作り出すことが可能になるのです。

地球上のどこにある水にも対応できる水電解装置は、水素の経済的価値を大幅に向上させることができるでしょう。

また酸素と水素を同時に作り出せるこのシステムは、潜水艦など防衛分野でも役立つ可能性があります。深海の調査でも酸素と燃料を同時に供給できるため、海洋の研究でも大いに活躍できるでしょう。

現在この塩水電解槽システムは特許出願中とのことです。

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