寒い日の運動はより多くの脂肪を燃焼させる
寒い日の運動はより多くの脂肪を燃焼させる / Credit:Depositphotos
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寒い日の運動は「脂肪の燃焼を358%上昇させる」

2021.01.05 Tuesday

年末年始に食べ過ぎてしまった人に朗報です。

カナダ・ローレンシャン大学の健康科学者ドミニク・ガニョン氏ら研究チームは、2020年12月3日付けの科学誌『Journal of Applied Physiology』にて、寒い日の高強度インターバル運動が運動中の脂肪燃焼効果を上昇させると発表しました。

まだまだ寒い日が続きますが、今こそ脂肪燃焼のチャンスなのです。

>参照元はこちら(英文)

sciencealert https://www.sciencealert.com/exercising-in-the-cold-could-burn-off-more-fat-new-research-shows

気温0℃と21℃の運動はどちらが脂肪燃焼に効果的?

0℃と21℃でHIIEを行ない、脂肪酸化率を比較
0℃と21℃でHIIEを行ない、脂肪酸化率を比較 / Credit:(右)Depositphotos , (左)Depositphotos

ガニョン氏らの研究対象となったのは、11人の太った成人たちです。

彼らには気温21℃の平均的な環境と、0℃の非常に寒い環境でそれぞれ運動してもらいました。

その運動とは、高い脂肪燃焼効果があると言われている「高強度インターバル運動(HIIE)」です。これは、高強度インターバルトレーニング(HIIT)としても知られているものです。

参加者はまず90%の力で60秒間エアロバイクを漕ぎます。さらにその後すぐに30%の力で90秒間漕ぐようにします。

この高負荷と低負荷の運動を1セットとして、合計10セット繰り返しました。

そして2つの環境が脂肪燃焼に与える効果を調べるために、運動中と翌日の食事後の脂肪酸化率を測定。

これには環境による脂肪燃焼効果が運動中の一時的なものなのか、それとも長期的な影響を与えるものなのか調べる意図があります。

次ページ寒冷環境での高強度インターバル運動は一時的な脂肪燃焼を爆発的に増加させる

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