解説
先程と同じ長方形に切った紙を使って説明していきます。分かりやすくするために、描いた2本の線の間に斜線を引いた紙を使います。
長方形の紙に描いた平行な2本の線が1回ひねられることで、それぞれの線の端が繋がって1つの終わりのない線ができます。2本の平行線の間にあった斜線部分は、その端同士が繋がります。
2本の直線を切ることで、この斜線部分は斜線ではない部分とは繋がらなくなるので、2つの輪っかができます。
輪っかが輪っかをくぐるようになっていたのは、斜線がない部分同士がひねられる際に斜線部分を横切る形で繋がっていたからです。
もしこの解説を見てもよく分からない人は、ぜひ実際に試してみてください。そのときに、メビウスの輪のひねる回数を変えて切ったり、線の本数を増やして切ったりしてみると、また変わった形を楽しむことができますよ。