火星に見られる自然現象
火星のオーロラ
火星の夜にはオーロラが見えます。
これは空気中の酸素分子と、太陽光の相互作用によって生成されます。
火星のオーロラは非常にかすかで見づらいものですが、欧州宇宙機関が運用する探査機TGOは、これを画像化することに成功しました。
火星のオーロラはほぼ毎日発生していますが、残念ながら肉眼で見ることはできません。
これを見るためには赤外線ゴーグルが必要とのこと。
火星には雲があり、それはすりつぶされた流星でできている
大気は極めて薄い火星ですが、その上空には雲が存在しています。
地球では、雲の形成には塵や塩などの小さな粒子が核となって、そこに水蒸気が凝縮することで発生しますが、火星にはこのようなメカニズムは存在しません。
では火星の雲はどうやって生まれているのでしょう?
火星には、平均して毎日約2~3トンのスペースデブリが降り注いでいて、新しい研究は、この粒子が火星の雲の種になっていると報告しています。
これは磁気シールドの弱い、地球の極地でも、同じメカニズムで発生する可能性が高いと言われています。
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火星でも地震が起こる
地球と異なり、火星には活発なプレートテクトニクスがありません。
しかし、それでも火星に降り立った探査機は、火星の地震活動を検出しています。
地球の内部構造を調査する際、地震は重要な役割を果たしています。火星全体の構造を推測する際にも、この地震波が有効に活用できる可能性があります。