ポケモンを生物学的に考える
ポケモンを生物学的に考える / Credit:MinuteEarth
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「ポケモン」は生物学的に存在できるのかを考えてみた (2/4)

2021.03.25 Thursday

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ヒトカゲは化学反応によって火を噴いているのかもしれない

ヒトカゲに近いのは、ミイデラゴミムシかも
ヒトカゲに近いのは、ミイデラゴミムシかも / Credit:MinuteEarth

ヒトカゲは名前のとおり、火を噴くトカゲのようなポケモンです。

まず外見ですが、ヒトカゲのように尻尾に火が付いている生物は存在しません。

では、火を噴く生物は存在しているのでしょうか?

オサムシ科の昆虫ミイデラゴミムシ(学名:Pheropsophus verticalis)」は、アジアに存在するボンバディア・ビートルつまり爆撃カブトムシであり、ある程度近い特性を持っています。

ミイデラゴミムシの体内には2種類の化学物質があり、それらを反応させて腹部から100℃近くの高温溶液を噴射することが可能です。

ちなみにを生成する腺を口内にもつトカゲはいますが、残念ながら直接火を噴く動物はこれまでに確認されていません。

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