ポケモンを生物学的に考える
ポケモンを生物学的に考える / Credit:MinuteEarth
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「ポケモン」は生物学的に存在できるのかを考えてみた (4/4)

2021.03.25 Thursday

前ページゼニガメは現実的にありえる!

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ピカチュウの電撃は水中専用

陸で放電するのは難しい
陸で放電するのは難しい / Credit:MinuteEarth

ピカチュウは電流を生み出すネズミのようなポケモンです。

衝撃的な能力ですが、わたしたちは既に同じような能力をもつ現実世界の生物を知っているのではないでしょうか?

実際、これまでに放電能力をもつ生物が6種類以上確認されています。

例えば、デンキウナギ(学名:Gymnotiformes)は体内に発電器官をもつ淡水魚であり、デンキウナギに属する208種類以上が水中で放電できます。

デンキウナギは電気生物として有名
デンキウナギは電気生物として有名 / Credit:Stan Shebs / Wikipedia

またガンギエイ(学名:Rajiformes)も発電する魚として知られています。なかには発電の電圧が60Vに達するエイも存在するとのこと。

ガンギエイも発電する魚
ガンギエイも発電する魚 / Credit:valerie mayers / Wikipedia

しかし、これらの電気生物は全て水生です。ピカチュウは陸生であり、伝導率の悪い空気中で放電するのは現実的ではないでしょう。

さて、ここまでで空想世界のポケモンを生物学的な視点で分析しました。

では一番現実的なポケモンは何だったでしょうか?

リアリストにはゼニガメがぴったり!
リアリストにはゼニガメがぴったり! / Credit:MinuteEarth

それはゼニガメです。実際にゼニガメが存在していても違和感は全くないでしょう。

超リアリストの皆さん、あなたが最初に選ぶべき最高のパートナーはゼニガメです!

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