安全な性交渉は食中毒を防ぐ

今回の研究により、一般的な食中毒の原因菌であるカンピロバクター(加えて赤痢菌)が、肛門を使用する性行為を感染ルートとする可能性が示されました。
一方、多くの医師や研究者はカンピロバクターの感染者数は過小評価されており、現実には報告数の20倍以上の感染者が存在すると考えられます。
カンピロバクターの症状の多くは一週間以内に治ってしまうため、実際に病院に診察に来る割合も低くなるからです。
研究者たちは今後、性交渉と食中毒症状の関係を周知させる情報キャンペーンを、国が積極的に行っていくべきだと述べています。