7歳にして講演を依頼されるほどの才女
今回の小惑星発見は、単なるビギナーズラックではありません。
実はニコルさんは、7歳にして相当の天文学の知識を持っているのです。
母親のジルマ・ジャナカ・オリヴェイラさんによると、ニコルさんは2歳のときに星のおもちゃを欲しがり、それ以来ずっと天文の勉強を続けているそうです。
しかしニコルさんの両親は、取材に対し「その時は、娘の宇宙への情熱はすぐに冷めるだろうと思っていました。
ところが、こうして小惑星探査に貢献し、表彰されることになるとは想像もしていませんでした」と話しています。
IASCは公式のFacebookにて、ニコルさんと両親に感謝の意を表しています。
以下は、上記全文の翻訳。
「こちらは、ブラジル・フォルタレザ出身のニコル・オリベイラ・デ・リマ・セミアオさんと、ご両親のジルマ・ジャナカ・オリベイラ・デ・リマ・セミアオさん、ジャン・カルロ・レッサ・セミアオさんです。彼らは、ブラジル科学技術省が主催するIASCの小惑星探査キャンペーンに参加してくれました。
ニコルさんが手にしているのは、IASCの認定証と小惑星ベンヌの模型です。彼女は、今回の探査プロジェクトで、実に多くの小惑星の予備観測をしてくれました。
ニコルさん、おめでとうございます!」
また、ニコルさんは6歳のときに、ブラジルのアラゴアス天文研究センター(CEAAL)の天文コースに参加しました。
そこですべての授業に出席し、試験を受けて見事に合格。CEAALの最年少メンバーとなっています。
それを知った同団体は、ブラジル科学技術省が主催する「第1回:天文学と航空学に関する国際セミナー」にニコルさんを招待し、講演まで依頼したとのことです。
わずか7歳にして、地元の学校でも天文学の講演を精力的に行っているそうです。
今後も若き天文学者として、驚きの発見をしてくれるかもしれません。