小惑星発見の認定証を手に笑顔のニコルさん(7歳)
小惑星発見の認定証を手に笑顔のニコルさん(7歳) / Credit: International Astronomical Search Collaboration/Faccebook
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NASA公認!ブラジル在住の少女が「史上最年少の惑星発見者」となる 

2021.07.29 Thursday

史上最年少の惑星発見者が誕生しました。

ブラジル在住のニコル・オリベイラさん(7)は、今年初めに、国際天文調査協会(IASC)が主催する市民科学プログラム「小惑星ハンティング(Asteroid Hunting)」に参加。

そこで7つの小惑星を新たに発見し、最年少の小惑星発見者と認定されました。

このプログラムは、アメリカ航空宇宙局(NASA)も共同で参加しています。

World’s Youngest Astronomer: 7-Year-Old Brazilian Girl Finds 7 Asteroids for NASA! https://www.sciencetimes.com/articles/32525/20210728/worlds-youngest-astronomer-7-year-old-brazilian-girl-finds-7-asteroids-for-nasa.htm Seven-year-old Brazilian girl discovers 7 asteroids for NASA, becomes world’s youngest astronomer https://www.firstpost.com/world/seven-year-old-brazilian-girl-discovers-7-asteroids-for-nasa-becomes-worlds-youngest-astronomer-9841341.html

7歳にして講演を依頼されるほどの才女

今回の小惑星発見は、単なるビギナーズラックではありません。

実はニコルさんは、7歳にして相当の天文学の知識を持っているのです。

母親のジルマ・ジャナカ・オリヴェイラさんによると、ニコルさんは2歳のときに星のおもちゃを欲しがり、それ以来ずっと天文の勉強を続けているそうです。

しかしニコルさんの両親は、取材に対し「その時は、娘の宇宙への情熱はすぐに冷めるだろうと思っていました。

ところが、こうして小惑星探査に貢献し、表彰されることになるとは想像もしていませんでした」と話しています。

IASCは公式のFacebookにて、ニコルさんと両親に感謝の意を表しています。

以下は、上記全文の翻訳。

「こちらは、ブラジル・フォルタレザ出身のニコル・オリベイラ・デ・リマ・セミアオさんと、ご両親のジルマ・ジャナカ・オリベイラ・デ・リマ・セミアオさん、ジャン・カルロ・レッサ・セミアオさんです。彼らは、ブラジル科学技術省が主催するIASCの小惑星探査キャンペーンに参加してくれました。

ニコルさんが手にしているのは、IASCの認定証と小惑星ベンヌの模型です。彼女は、今回の探査プロジェクトで、実に多くの小惑星の予備観測をしてくれました。

ニコルさん、おめでとうございます!」

また、ニコルさんは6歳のときに、ブラジルのアラゴアス天文研究センター(CEAAL)の天文コースに参加しました。

そこですべての授業に出席し、試験を受けて見事に合格。CEAALの最年少メンバーとなっています。

それを知った同団体は、ブラジル科学技術省が主催する「第1回:天文学と航空学に関する国際セミナー」にニコルさんを招待し、講演まで依頼したとのことです。

わずか7歳にして、地元の学校でも天文学の講演を精力的に行っているそうです。

今後も若き天文学者として、驚きの発見をしてくれるかもしれません。

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