ヒマワリが東を向くのは、ハチを集めて受粉効率を上げるためだった
ヒマワリが東を向くのは、ハチを集めて受粉効率を上げるためだった / Credit:Depositphotos
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成熟したヒマワリが東向きに固定される理由 (2/3)

2024.08.13 Tuesday

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東向きのヒマワリは温かくミツバチを集めやすい

まずチームは、ヒマワリの頭頂部の向きを人為的に操作することにしました。

そして東向きのヒマワリと西向きのヒマワリを比べて、どのような違いが生じるか観察したのです。

その結果、東向きのヒマワリには、特に午前中、多くのミツバチが集まっていることを発見しました。

朝、ミツバチは東向きのヒマワリに集まる
朝、ミツバチは東向きのヒマワリに集まる / Credit:UC Davis(Youtube)_Bees visiting east- and west-facing sunflowers(2021)

また東向きのヒマワリの頭頂部は、西向きに比べて朝の温度が高いと判明。

ハーマー氏によると、「この温度の高さが朝に採餌するミツバチにエネルギー上の恩恵をもたらしている」とのこと。

さらに東向きは、温度上昇によって花粉が早いタイミングで放出されていました。

つまり成熟したヒマワリは、朝ミツバチが採餌(および受粉)しやすいようにあえて東向きに固定していたのです。

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