ラーテルの分類・生態
分類、大きさ、住処
ラーテルは、イタチ科に属しており、大きさは体長約70cm、尾長25cm、体重10kgほどです。つまり、大きさは小型犬ほどしかなく、コンパクトに収まっています。
住処は、乾燥地、森林、湿原などの、他の動物やラーテル自身が掘った穴です。
ラーテルはアナグマとは別の生き物ですが、形態が似ているアナグマと同じように穴に住むのですね。
ちなみに、DNA上別の系統に属している生き物であっても、形態や住処が似ていると同じ習性を持つことは、生物界ではよくあることです。
食性について
そんな小さなラーテルですが、食性は雑食です。果物や他の動物の肉、稀に同族である小型のラーテルを襲うことすらあります。
さらには、単独、夫婦、ごく少数の群れで広範囲を常に早歩きして回り、目に入った捕食対象を手当たり次第に攻撃します。
なんとも忙しなく、落ち着きがない行動をするのです。
活動性は夜行性とされるものの、昼間に活動することも多くなっています。
雑食のラーテルですが、最たる好物はハチミツで、ラーテルの和名「ミツアナグマ」はこのことが由来です。攻撃的で落ち着きがないラーテルですが、名前はとても可愛いですね。