新型コロナウイルスのパッチ型ワクチン接種が開発される
新しく開発された新型コロナウイルスのワクチン接種パッチ「HD-MAP」は、皮膚に張り付けるだけで、簡単にワクチン接種できます。
パッチ自体は1cm×1cmの正方形であり、そこには目に見えないほど微細なトゲが5000以上も備わっています。
そしてこれらのトゲの先端にはワクチンが塗布されており、筒状の器具を使って皮膚に押し付けるだけで摂取が完了します。
従来のワクチン接種は筋肉にワクチンを注射し、免疫反応を誘発するものです。
しかし新しいパッチ型ワクチンは、皮膚を対象としています。
通常私たちの体は、皮膚がかすり傷を負うと、その問題に対処するため皮膚の免疫システムを反応させます。
パッチ型ワクチンはこのメカニズムを応用しています。
まず、無数のとげによって皮膚を局所的に死滅させます。
これにより体がトラブルを察知し、大きな免疫反応が誘発されるのです。
皮膚パッチに使用するワクチンは少量ですが、筋肉注射と同様の免疫反応を引き起こせると言われています。
またパッチ型ワクチン接種は痛みがなく、その方法がとても簡単です。
そのため訓練された医療スタッフを必要とせず、自分自身でワクチン接種することが可能でしょう。